推定3G専用局
(新町一丁目)

(撮影日:2003/09/02)南西から
ビルの南側(下図の●2)

(撮影日:2003/09/02)北西から
ビルの北側(下図の●1)
(2003/09/07)
 これらは、位置情報の拾え方から見て、PDCとは考えられません。また、●1がPDCなら、目の前のビルの1階(×1)で感度1〜2という電波状態の悪さは生じないと思います。
 “青森県青森市篠田”(●S)はPDCだけにしておいて、IMT-2000はこっちに設置することにしたのではないでしょうか(青森駅東側のビル街をカバーするためには、その方が都合いいはずなので)・・・


 図は、メモ(基地局の調査開始)中、「26-57安方、26-49安方、23-53安方の所在」で使用しているものと同じです。


新町の調査実例

北緯40.49.28東経140.44.22青森県青森市新町
の推定発信元
訪問年月日記        事
2003/09/02

2〜3階
(2003/09/07)
 地上階に道トン協(社団法人道路トンネル情報通信基盤整備協会)の基地局は見当たりません。

 エスカレーターホールの中央にあるユリの花のような大きな装飾塔は、2階の床から3階の天井まで同軸で切れ目がありませんが、少なくてもビルを支える支柱ではありません。

 となると、アンテナの隠し場所は、この中が最有力です。中には3本の細いパイプがありますが、ノーファインダーで撮ったらパイプが見える(はずの)天井部分は写っていませんでした(^^;

2003/10/10
2003/10/17
2003/10/20
(2003/10/26)
 地上1階の天井で道トン協の基地局?(白っぽくて半透明のドーム型。物件1)を2個発見しました(今まで気がつかず…)が、J-PHONEかどうかはわかりません。また、2本のツノが生えた四角い箱(物件5)も発見しました。
(2003/10/26)
 いよいよ地下です。
 ここではJ-PHONE、DoCoMo、auが感度3です。
 PHSは、DoCoMo(NTTパーソナル)が感度2で、DDI-Pocketは感度未確認ですがアンテナがあります(下記物件2)。
 店内で聞いたところ「使えない携帯があり、外へ出て行って通話している人をよく見かける」そうです。
 一方、当地では、J-PHONE(IMT-2000対応、VGS)を持っている人は殆どいないようだし、ASTELに至ってはその存在すら知らない人が多いのです。
 「となると、、、その“使えない携帯”はFOMA!」(某廃人さんのご意見)。

物件1

(2003/10/20撮)
(2003/10/26)
 白っぽくて半透明のドーム型(物件1)は、1階以外の階でもみつかりました。
 出入口付近でよく見かけ、小さい点が赤く点滅しています。
 これは、基地局ではなくて警備用か何かの装置らしいです・汗(^^;;

(2003/10/26)
 ぼやけていますが、DDI-Pocketのようです(よそのサイトで同じ物件を確認しました)。
 右側の平たい箱は、基地局ではなくてスイッチボックスだそうです。
 右側へ続く配線をたどってみましたが、どうしても架台の上が見える位置がなくて、基地局は発見できませんでした。

(2003/10/10撮)
 ところで、地下の薄暗い天井をストロボなしで撮るのって、無理がありますね(^^;

物件2

(2003/10/17撮)
(2003/10/26)
 出直してストロボを焚いたら、今度はうまく撮れました(^^

物件3

(2003/10/17撮)
(2003/10/26)
 こんな物件もありまして、シールには「ANT4」と書いてあり、すぐ近くには同じカタチの「ANT3」があります。ここからだいぶ離れた場所にも同じカタチの物件がありまして、「ANT5」と「ANT6」となっています(つまり全部で4個(2個×2か所)発見)。
 携帯用のアンテナみたいです。

物件4

(2003/10/17撮)
(2003/10/26)
 上からジャックが2本刺さっているようですが、右端にもう1本刺せるのではないでしょうか。
 携帯用のアンテナみたい、というより、これこそ道トン協が推進している共通タイプの基地局で、携帯キャリアが複数で利用可能な仕組みになっているそうです。

物件5

(2003/10/17撮)
(2003/10/26)
 地下でよく見かけるレピータです。別のビルで、これと同型で右下に“NTT”と表記されている物件を発見しています。
 初期のころ、これを道トン協の基地局と勘違いしていました(汗)。  レピータは、「電波利用ホームページ」中「携帯電話サービスにおけるエリア整備の在り方について」(平成15年3月。携帯電話サービスにおけるエリア整備の在り方に関する調査研究会)において、

携帯電話基地局からの電波を受信・増幅発射して携帯電話基地局のエリアを拡大する無線局。既設エリアを部分的に広げる効果があり、運用経費も安価。設備費は1,000 万円程度。

とされています。

(2003/10/26)
 再び地上階を調査しました。
 1階では、エスカレーターホールからほぼ素通しであって物件3から見通しの悪いある場所で、J-PHONEは感度3のままなのにDoCoMoは感度2になりました。

<1階>物件5が2個、物件3が2個(近接)
<2階>物件5が1個
<3階>物件5が1個
<4階>物件5が1個



(2003/09/02撮)
上の地図中、●3
(2003/10/26)
 ところで、DoCoMoだけは近くにPDCらしき屋上局があるので、DoCoMoはこのビルの地上階を内部から手厚くカバーしなくても大丈夫そうです。

(2003/10/26)
 以上から、「物件3がDoCoMo、物件4がJ-PHONEとau、装飾塔の中がJ-PHONEとau」と考えるとつじつまが合うのですが、わずかの状況証拠だけなので確証はありません。確認するためには電磁波測定をするしかないようですが、それはまた次の機会ということで・・・(^^;

(追伸)
 このページは、情報提供・助言・援助してくださった方々のおかげで制作することができました。この場を借りて感謝申し上げます。

2003/10/30
2003/10/31
(2003/11/02)
(2003/11/03更新)
 1〜4階の通路は、エスカレーターホールを大きく取り囲むように一周できるレイアウトです。
 これまでの経験で、エスカレーターに乗っているときは“青森県青森市新町”ばかり拾ってしまうことがわかっています。

 10月30日と31日、またまた地上階を訪れました。
 いつもとは逆に、“青森県青森市新町”のライバル(青森県青森市篠田)がどれだけの勢力を持つのか調べることにしました。
 3階と4階の隅っこ、つまり北端と南端では、いったんオフラインモードにすると簡単に“青森県青森市篠田”を拾うことができます。
 そのまま、どこまで“青森県青森市篠田”がついてくるのか実験してみました。つまり、位置情報を更新しながら少しづつ移動しました。
 その結果、3、4階とも“青森県青森市篠田”を掴んだままで通路をほぼ一周することができました。
特に4階では、装飾塔の目の前でもハンドオーバーしませんでした。
# 装飾塔は、3階と4階の間だけは床で遮断されています。
## もっとも、この床が電波をどれだけ遮るのかわかりません。
 そんな中、“青森県青森市新町”にハンドオーバーしてしまった場所が1か所だけあり(3階)、そこでは装飾搭がまる見えでした。

 いよいよ煮詰まってきたような気がします。
 今日の推論は次のとおりです。

  1. 4階に“青森県青森市新町”の発信元(基地局)は存在しない。
  2. 3階で受信した“青森県青森市新町”の発信元(基地局)は、少なくてもエスカレーターホール内のどこかにあると推定され、それは装飾塔の中(2〜3階のどこか)である可能性が高い。
2005/02/08
(2005/02/13)
 数日前に地下を訪れました。
物件6
物件6
 こんなものは、当初は存在しなかったのです。昨年(2004年)の秋に設置されたようです。
 どうやら、DoCoMoのIMT-2000(FOMA)ですね。
2003/10/30
2003/10/31
(2005/02/13)
 物件3は、左側がデカくなっていました(昨年の秋からです)。
 このデカい方(左側)はJ-PHONEのIMT-2000(VGS)で、以前からある小さい方(右側)はJ-PHONEのPDCではなかろうか、と推測します。
 小さい方(右側)は、上野駅広小路口にある基地局とそっくりですし。

(2005/02/13)
 地下には同じものがもう1組ありますが、こちらも左側がデカくなっていました。
物件7
物件3
2005/10/25
2〜3階
(2005/11/04)
 エスカレーターホールの中央(白囲みのところ)にあったユリの花のような大きな装飾塔は、撤去されてしまいました(^^;;;
 3本の切られた白いパイプ(出っぱり)が白囲みの上端(3階の天井下)に見えます。

 位置情報の出方も変わってしまい、エスカレーターホールの中央で「青森県青森市新町」にならなかったりします。
 以前はそんなことは全然なくて、更新すれば必ず「青森県青森市新町」になっていたのです。
 2〜3階の電波状況を調べたところ、(以前存在したはずの)J-PHONE(PDC)のアンテナは消滅したものと判断できました。

2005/10/28

(2005/11/04)
 地下〜地上3階のフロアを詳しく調べてみました。
 結果、J-PHONEらしきアンテナの個数は、次のとおりでした。

フロアJ-PHONE(PDC)
(物件3)
J-PHONE(IMT-2000)
(物件7)
地上3階0個1個
地上2階0個0個
地上1階2個2個
地下1階2個2個

(2005/11/04)
 地下を訪問したら、新しい物件が3か所に設置されていました。
 少し下を向いてうつむき加減のauです。
 はじめて見ました(^^;



トップ  位置情報・推定発信元一覧(青森市)  (メモ)探し物レポート

Copyright (C) 2003-2005 TurtleNeck. All rights reserved.