訪問年月日 | 記 事 | ||||
---|---|---|---|---|---|
2003/06/10 2003/08/15 2003/08/18 |
|
訪問年月日 | 記 事 | ||
---|---|---|---|
2003/08/18 |
|
調査実例(26-57安方、26-49安方、23-53安方の所在)
(2003/06/22記)
(2003/10/26更新)
以下の位置情報は、どのアンテナが優勢なのか調べるためすべて、いったんオフラインモードにして強制的に接続を切り替えてから受信しています。
地図上の所在 | 記 事 |
---|---|
A(1〜19) | 26-57(北緯40.49.26東経140.44.57青森県青森市安方)の受信位置 |
B(1〜20) | 26-49(北緯40.49.26東経140.44.49青森県青森市安方)の受信位置 |
C(1〜16) | 23-53(北緯40.49.23東経140.44.53青森県青森市安方)の受信位置 |
H(1〜3) | “青森県青森市橋本”の受信位置 |
S(1〜6) | “青森県青森市篠田”の受信位置 |
●H | “青森県青森市橋本”の推定発信元(図の東端。損保ジャパン青森堤町ビル屋上。J-PHONE青森支店が入居) 北緯東経を3個発する大型局(長距離砲)。 |
●S | “青森県青森市篠田”の推定発信元(図の西端。日本テレコム青森支店屋上鉄塔) 北緯東経を3個発する大型局(長距離砲)。 |
●(1〜6)※ | 筒の設置位置 |
▲(1〜22)※ | PHS型の設置位置 |
X1 | 青森グランドホテルは電波状態が悪く、1階で感度1になる場所あり。 |
X2 | さくら野青森店は電波状態が悪く、1階中央では圏外。 |
※ | <概況> ●(1〜6)と▲(1〜22)の多くは、おおむね8〜10階建てのビル屋上(推定地上高25〜30m程度)に設置。 <●の高さに関する特記事項> ●5はビル屋上に建てられた15m程度の柱状構造物に設置(推定地上高40m)。 ●6はNTT青森支店屋上の鉄塔に設置(推定地上高40m)。 <●に設置された筒の数> ●1と●2は筒1本(●2は筒2本。2003/10/26)。 ●3は筒2本がセットになっている模様(筒は2本でなくて3本の模様。2003/10/26)。 ●4はビルの屋上より少し下方、南西のヘリに筒2本、南東のへりに筒1本。 ●5は筒3本がセットになっている模様。 ●6(NTT青森支店)は筒が多くて、数えてませ〜ん(^^; 以上のほか、この地域ではIMT-2000らしき角張ったごつい筒も見られますが、この調査には関係ないので省略。 |
地図にごちゃごちゃと書き込みした地区一帯は、大小さまざまなビルが建て込んでいますが、高いビルでもせいぜい10階程度です。
位置情報は一見して、26-57は図の北東の地区で、26-49は北西の地区で、23-53は国道(4号、7号)沿線及び国道・柳町通り交差点付近一帯で拾えることがわかります。
23-53安方の所在
区分 | 記 事 |
---|---|
(1) | 23-53は図の南側の広い範囲と八甲田山の登りはじめ(図の南端から約7km南)でも拾えますから、発信元は、広範囲にカバーする筒(中・長距離砲)と想定されます。 |
(2) | 国道は柳町通りとの交差点で少し曲がっていますが、23-53は交差点の東西両方の国道沿線(C1〜6)で拾えます。 交差点から東方向では●H(橋本)と競合しますが、交差点と●Hとの中間地点(C6)でも23-53を拾えます。 交差点から西方向では●S(篠田)と競合しますが、交差点と●Sとの中間地点(C1)でも23-53を拾えます。 (1)とこれらのことから、23-53の発信元は国道の両方向を見通すことができるこの交差点付近の筒である可能性が高いと考えられます(●5が最有力)。 |
(3) | 去る4月23日に閉店した松木屋(西武系デパート)の地下1階(C13)では以前、感度3で23-53を拾えましたが、道トン協の基地局は見当たりませんでしたので、23-53の発信元はわりと近くの高いところから松木屋を見下ろしていると考えられます。 |
(4) | 松木屋の近くにある●4と●5は、松木屋との間にビルなどの障害物がほとんどなく、直接松木屋の一部を見通すことができます。 |
(5) | ●4は、国道沿線のC1〜6の大半を見通すことができない位置にあります。 |
(6) | ●5の東側足元(A11)では、26-57を拾えます。A11と●5の間は、大小3本のビルで遮られています。 これは、●5が23-53の発信元で、その足元では電波が弱いうえに障害物に遮られているため隣接局の電波にチカラ負けしたことを意味すると考えられました。 |
結論 | 以上を総合すると、23-53の発信元は、●5でほぼ決定的です。 なお、●5から見て色々な方角で23-53を拾えるため、ここでは北緯東経を1個しか発していないと考えられます。 また、●5は、北北東〜東北東の方向へはあまり電波を強く飛ばしていないように思われます。 |
26-49安方の所在
区分 | 記 事 |
---|---|
(1) | 26-49は、拾える範囲が狭いことから、発信元は一応PHS型と想定されます。 |
(2) | 青森グランドホテル1階では感度1になる場所があり(X1)、さくら野青森店の1階中央では圏外になります(X2)から、26-49の発信元はおよそこれらの近く(●(1〜3)、▲(1〜8))にはなさそうです。 |
(3) | 26-49は、青森港に面したアスパムの北側でも感度3で拾えますから、発信元はアスパムから見通しのよい場所、つまり比較的海に近い場所にありそうです。 |
(4) | B1〜B6から▲12が見えます。 |
(5) | A5からは●4の南西の筒が見えますが拾えるのは26-57で、C12からは●4の筒3本が全部見えますが拾えるのは23-53ですから、●4は26-49の発信元とは考えられません。 ▲(13〜15)は、26-49を拾える区域の端に片寄りすぎているので、26-49の発信元とは考えられません。 |
結論 | 以上から、26-49の発信元は、▲12が最有力であると考えられます。 |
検証 |
(2003/08/15) この物件は他キャリアの可能性が高いことがわかりました。現在、調査中です。 (2003/08/22) |
26-57安方の所在
区分 | 記 事 |
---|---|
(1) | 26-57を拾える区域のほぼ中央にあるのは、▲(20〜22)です。 |
(2) | A18とA19からぎりぎりで▲21が見え、26-57を拾えます。 H2とH3から、▲21はビルに隠れて見えず、“橋本”を拾えます。 |
(3) | A18とH2から▲22が見えますが、拾える位置情報は異なります(26-57と“橋本”) A19とH3から▲22が見えますが、拾える位置情報は異なります(26-57と“橋本”) |
(4) | A18、A19、H2、H3から、▲20はビルに隠れて見えません。 |
結論 | 以上から、26-57の発信元は、▲21が有力であると考えられます。 |
備考 | 調査対象とする物件に対して「ビルの陰に隠れて調べる手法」などで複数の方角から調べていくと確度の高い調査結果が得られますが、ここでは対象とする物件(▲20〜22)に対して1方向(およそ東)からしか調べることができませんでした。 “調査実例(北川端町の所在)”でもわかるとおり1方向からの調査だけでは誤診となったりするわけですから、「この結論は“アバウトなもの”である」と言えます。 |
検証 |
(2003/08/15) この物件は他キャリアの可能性が高いことがわかりました。現在、調査中です。 (2003/08/22) |
26-49安方の推定発信元(誤診) | 26-57安方の推定発信元(誤診) | ||
---|---|---|---|
|
|
||
(調査日) 2003/06/09 2003/06/10 2003/06/11 2003/06/18 2003/06/19 2003/06/20 2003/06/21 2003/08/15 2003/08/18 (2003/08/22) |
そして8/19の青森は、夕焼けになりました。