乗りつぶし 第17話 2010/8/26-9/4 スルッとKANSAI
(2010/09/06記)

 これまで関西の私鉄は、近鉄大阪線しか乗った記録がない。

 関西の私鉄の大半と一部バスが参加している「スルッとKANSAI」は、プリペイドカードを発行しているほか、エリア内2日乗り放題の2dayチケット(3,800円)と3日乗り放題の3dayチケット(5,000円)を発行している。
 この3dayチケットはかなり便利そうなので、これで関西を少し乗りつぶしてみることにした。

 このチケットは、まず旅行会社でバウチャー券(クーポン券)を買い求め、次に現地でそれをチケットに引き換えるという手間がかかる。
 弘前市内の某有名旅行会社に電話で訊ねると、3dayチケットのバウチャー券の購入は手数料が315円かかると言う。弘前駅のびゅうプラザに出かけていって同様に訊ねると、手数料はかからないと言うので、ここでバウチャー券を買い求めた。

 現地までの往復は高速バスと青春18きっぷを使い、往路ではJR関西本線、名鉄・近鉄(東海地区)の一部、三岐鉄道、近江鉄道などに乗り、復路では西武に少し乗って計10日の行程。

(JR)
草津線(全区間:柘植〜草津)
関西本線(亀山〜JR難波)
大阪環状線(全区間:天王寺〜新今宮)
桜島線(全区間:西九条〜桜島)
紀勢本線(和歌山〜和歌山市)
和歌山線(和歌山〜橋本)

(西武鉄道)
多摩湖線(全区間:国分寺〜西武遊園地)
山口線(全区間:西武遊園地〜西武球場前)
狭山線(全区間:西所沢〜西武球場前)
新宿線(所沢〜本川越)
池袋線(池袋〜東飯能)
西武有楽町線(全区間:練馬〜小竹向原)
豊島線(全区間:練馬〜豊島園)

(豊橋鉄道)
東田本線(全区間:駅前〜赤岩口)
東田本線[支](全区間:井原〜運動公園前)

(名古屋鉄道)
蒲郡線(全区間:蒲郡〜吉良吉田)
西尾線(全区間:吉良吉田〜新安城)
三河線(知立〜刈谷)
名古屋本線([枇杷島分岐点]〜名鉄岐阜)
津島線(全区間:須ケ口〜津島)
尾西線(津島〜弥富)

(三岐鉄道)
近鉄連絡線(全区間:近鉄富田〜三岐朝明信号所)
三岐線(全区間:三岐朝明信号所〜西藤原)
北勢線(全区間:西桑名〜阿下喜)

(近畿日本鉄道)
湯の山線(全区間:近鉄四日市〜湯の山温泉)
内部線(全区間:近鉄四日市〜内部)
八王子線(全区間:日永〜西日野)
鈴鹿線(全区間:伊勢若松〜平田町)
難波線(全区間:大阪難波〜大阪上本町)

(伊勢鉄道)
伊勢線(全区間:河原田〜津)

(近江鉄道)
本線(全区間:米原〜貴生川)
多賀線(全区間:高宮〜多賀大社前)
八日市線(全区間:八日市〜近江八幡)

(信楽高原鐵道)
信楽線(全区間:貴生川〜信楽)

(南海電気鉄道)
南海本線(全区間:難波〜和歌山市)
高師浜線(全区間:羽衣〜高師浜)
空港線(全区間:泉佐野〜関西空港)
多奈川線(全区間:みさき公園〜多奈川)
加太線(全区間:紀ノ川〜加太)
和歌山港線(全区間:和歌山市〜和歌山港)
高野線(全区間:汐見橋〜極楽橋)
鋼索線(全区間:極楽橋〜高野山)

(大阪府都市開発)
泉北高速鉄道線(全区間:中百舌鳥〜和泉中央)

(阪堺電気軌道)
阪堺線(全区間:恵美須町〜浜寺駅前)
上町線(全区間:天王寺駅前〜住吉公園)

(大阪市交通局)
堺筋線(全区間:天神橋筋六丁目〜天下茶屋)
御堂筋線(全区間:江坂〜中百舌鳥)

(阪急電鉄)
千里線(全区間:天神橋筋六丁目〜北千里)
宝塚本線(梅田〜蛍池)

(大阪高速鉄道)
大阪モノレール線(全区間:大阪空港〜門真市)
国際文化公園都市線(彩都線)(全区間:万博記念公園〜彩都西)

(北大阪急行電鉄)
南北線(全区間:江坂〜千里中央)

(阪神電気鉄道)
本線(梅田〜尼崎)
阪神なんば線(全区間:尼崎〜大阪難波)

(京阪電気鉄道)
京阪本線(門真市〜三条)
交野線(全区間:枚方市〜私市)
鋼索線(全区間:八幡市〜男山山上)
石山坂本線(全区間:石山寺〜坂本)

訪問年月日記        事
2010/08/26
09:20弘前発→(弘南バス青森・弘前上野線)→18:50(早18:34)上野着
2010/08/27

 青春18きっぷ1日目。上野駅で改札。焼津で途中下車し、名鉄蒲郡線・西尾線などに乗りながら名古屋へ向かう。

 根岸線の乗りつぶしは、過去に2度失敗している。2007/6/30は根岸線を通ると思っていた列車が実は東海道本線経由だったというチョンボで、2009/7/26は宇都宮を出るとき忘れ物をして時間が足りなくなって湘南新宿ラインで大船まで行かざるを得なくなったというチョンボだった。
 今回は、上野から京浜東北根岸線大船行きに乗るので、遅刻さえしなければ大丈夫なはずだった。

05:10上野発→(JR東北本線・東海道本線)京浜東北根岸線→05:28品川着

 品川駅に近づくと車内放送で「京浜東北根岸線は、蒲田と川崎の間で事故があったため遅れています。お急ぎの方は、横須賀線にお乗り換えください。この電車は、桜木町止まりとなります」と言い出した。
 「焼津で乗り換えるバスに乗り遅れる可能性がでてきた。どうも根岸線は鬼門だな」などと思いながら横須賀線に乗り換えた。

05:33品川発→(JR東海道本線(品鶴線)・東海道本線)横須賀線→05:55横浜着

 横浜駅で念願の根岸線に乗り換えた。

06:05横浜発→(JR根岸線)→06:35(遅06:41)大船着

 大船駅には、6分遅れて着いた。

06:53大船発→(JR東海道本線)→07:59熱海着
08:05熱海発→(JR東海道本線)→09:20静岡着
09:22静岡発→(JR東海道本線)→09:34焼津着

 焼津駅には、さっきの事故がなければ9:17に着いていたはずだが実際は9:34に着いたので、9:36発のバスまで2分しかない。
 我先に改札を出て(下車印1個目)、1分でバス乗り場にたどり着いたところバスは3分も遅れてきてくれたので、余裕で乗車できた。

09:36(遅09:39)焼津駅前発→(焼津市自主運行バス焼津循環線ゆりかもめ)→09:45(遅09:50)アクアスやいづ着

 バスはアクアスやいづという水族館らしき円形建物の目の前に着き、そこで下車。

 徒歩15分ほどで目当ての小川港魚河岸食堂に着いた。
 テレビで紹介された店なので、土日はよく混むらしい。
 今日は平日金曜日。しかもまだ昼前の中途半端な時間帯のためか、店内はからっぽ。間口は狭いが中は広く、椅子約64席と小上がり約60席ほどもある。
 生ものにすれば普通のところ、天邪鬼なのでかつおのカツ丼なるものを注文。量が多く、小食のTurtleNeckは3分の1ほど食べ残した。やっぱり生ものにしておくのだったと反省。

 再び歩いてアクアスやいづに戻ってきた。裏手はすぐ海だ。

 ぐるっと右手のほうを見やると、家族連れやカップルなどが岸壁からのんびりと釣り糸を垂れていた。

11:49アクアスやいづ発→(焼津市自主運行バス焼津循環線さつき)→11:59焼津駅前着
12:15焼津発→(JR東海道本線)→13:14浜松着
13:21浜松発→(JR東海道本線)→13:55豊橋着

 豊橋駅に着き、下車印2個目。
 豊橋鉄道の路面電車を乗りつぶす予定だったのだが、どうも気が進まない。
 駅前から少し進んだところのドトールで長々と休憩した。

15:03豊橋発→(JR東海道本線)快速→15:16蒲郡着

 蒲郡駅で下車印3個目。
 名鉄の蒲郡駅は有人改札。券売機で買った刈谷までの960円の切符を差し出した。

駅員「えっ、どうすれば960円も…」
TurtleNeck「刈谷まで」
駅員「JRだと20分で行けますよ」
TurtleNeck「名鉄に乗りにきたからこれでいいんです(ニコッ)」
駅員「わかりました、改札します。吉良吉田と知立で乗り換えですね」
TurtleNeck「はい」

15:41蒲郡発→(名古屋鉄道蒲郡線)→16:09吉良吉田着

 蒲郡線は、三河湾に沿って走り、なかなか景色がよかった。

 吉良吉田駅に着いた。そのまま進む方向が廃線となった三河線碧南方のようだ。現在は、廃線区間(三河線:吉良吉田〜碧南)の代替としてバスが走っている。
 西尾線ホームは、蒲郡線ホームから少し離れた位置にあった。

16:15吉良吉田発→(名古屋鉄道西尾線・名古屋本線)急行→16:53知立着
17:02知立発→(名古屋鉄道三河線)→17:08刈谷着

 刈谷駅でJRに復帰し、下車印4個目。

17:23刈谷発→(JR東海道本線)特快→17:41名古屋着

 名古屋駅で下車印5個目。

17:55(遅17:58)名古屋駅発→(名古屋市交通局バス基幹2)猪高車庫行き→18:20(遅18:35)萱場着

 2010/1/14に訪れ定休日でカラ振りしたキッチンチコは、真っ黒いタレのみそカツで有名。
 名古屋駅前から乗り込んだ猪高車庫行きのバスは、通勤客で混雑し、15分遅れて萱場に着いた。

 キッチンチコまで徒歩約5分。
 みそカツのタレは、ソース主体で、濃いチョコレート色で、やや甘味。店主のこだわりで、蜂蜜やワインを混ぜてじっくり煮込んだものだという。肉も良質で柔らかい。ご飯がどんどん進む。甘いと感じたら、添えてある洋カラシをつければ塩梅がよい。

19:39萱場発→(名古屋市交通局バス基幹2)名古屋駅行き→20:01桜通伏見着
2010/08/28

 青春18きっぷ2日目。三岐鉄道、名鉄と近鉄の一部、伊勢鉄道に乗って名古屋に戻ってくる。JRには少ししか乗らないので、青春18きっぷは元をとれない。

05:38伏見発→(名古屋市交通局東山線)→05:41名古屋着

 名鉄名古屋駅には予定よりも早く着いた。

05:47名鉄名古屋発→(名古屋鉄道名古屋本線・犬山線)→05:56上小田井着

 さっさと岐阜行きへ乗車したら、犬山線経由なので須ケ口は通らない(チョンボ1回目)。朝から調子が悪い。
 上小田井駅で折り返し。

06:00上小田井発→(名古屋鉄道犬山線・名古屋本線)→06:12名鉄名古屋着

 名鉄名古屋駅に戻ってじっくり構え、今度こそ名古屋本線経由岐阜行きに乗車。

06:36名鉄名古屋発→(名古屋鉄道名古屋本線)急行→06:43須ケ口着
06:47須ケ口発→(名古屋鉄道津島線・尾西線)急行→07:15弥富着

 弥富駅は、JRと名鉄の共用。ここで青春18きっぷ2日目に改札し、ついでに下車印6個目。
 ホームには、「地上で日本一番低い駅 -0.93M」との表示。なるほど、こういう自慢の仕方もあったか。

07:46弥富発→(JR関西本線)→07:53桑名着

 桑名駅で下車印7個目。

 西桑名駅は、桑名駅の南約150mの位置にあり、乗継には5分ほどかかった。三岐鉄道1日乗り放題パス(1,000円)を購入したら、ビニールのパスケースに納めた切符が発行された。
 ホームの列車に乗り込んだところ、リュックを背負ったおじさんおばさんがたくさん乗車している。

08:06西桑名発→(三岐鉄道北勢線)→08:40東員着

 列車はまもなく発車。途中の東員駅までの列車に乗ってしまったのだ。チョンボではないが予定外のことだから、やはり調子はいまいち良くない。
 乗り込んだ列車は、幅がずいぶんと狭い。普段乗りなれた狭軌よりさらに狭い軌道なのだろう。

 東員駅に着いたらおじさんおばさんたちは、駅を出てぞろぞろと同じ方向へ歩いていき、だれもいなくなった。
 真新しいホームから眺め渡すと、使っているのかどうか不明な貨車などが置かれていた。

08:55東員発→(三岐鉄道北勢線)→09:20阿下喜着

 北勢線の終点・阿下喜駅は、黒っぽい外装で入口がガラス張りの斬新なデザイン。

 駅の横には、軽便鉄道時代の鉄路が残され、「軽便鉄道博物館開館」との表示があった。

 廃車近くのその博物館とやらに近づくと、扉は閉ざされていた。

09:54阿下喜発→(三岐鉄道北勢線)→10:41西桑名着

 桑名駅でJRに復帰し、下車印7個目。

10:45(遅10:46)桑名発→(JR関西本線)→10:53(遅10:54)富田着

 富田駅から近鉄富田駅まで約400mで、乗継には急ぎ足で10分ほどかかった。

11:14近鉄富田発→(三岐鉄道近鉄連絡線・三岐線)→12:02(早12:00)西藤原着

 三岐線は、いつもと同じ狭軌のようだった。
 終点・西藤原駅は、SLを模したデザイン。

12:07西藤原発→(三岐鉄道三岐線・近鉄連絡線)→12:57近鉄富田着

 復路、三里駅で列車交換。やってきたのは、10両ほどのセメント積載用貨車。さっきセメント工場があったので、そこと往復しているのだろう。

13:09近鉄富田発→(近畿日本鉄道名古屋線)急行→13:14近鉄四日市着

 近鉄四日市駅は、2階が改札のあるメインフロアで、名古屋線など主要な路線のホームは3階。
 その他湯の山線と内部線のホームは1階。3階のホームからはだいぶ離れた位置にあった。

13:23近鉄四日市発→(近畿日本鉄道湯の山線)→13:50湯の山温泉着

 湯の山線終点・湯の山温泉駅から上流は、とたんに山の景色に変わる。

 乗車する列車がやってきた。

14:16湯の山温泉発→(近畿日本鉄道湯の山線)→14:41近鉄四日市着
15:00近鉄四日市発→(近畿日本鉄道内部線)→15:17内部着

 内部線はローカル線で、スピードはあまり出さない。とにかくよく揺れた。

15:35内部発→(近畿日本鉄道内部線)→15:45日永着

左が八王子線で、右が内部線。

 日永駅で列車交換。ここで八王子線に乗り換え。八王子線もローカル線。

15:48日永発→(近畿日本鉄道八王子線)→15:51西日野着

 日永駅から1駅で終点・西日野駅に着いた。
 この八王子線もさっき乗った内部線も、田舎のガタゴト電車で、民家の軒先などをかすめるように走っていた。
 ただ、住宅地を走るため朝晩は、通勤・通学で混むのかもしれない。

16:00西日野発→(近畿日本鉄道八王子線・内部線)→16:09近鉄四日市着
16:15近鉄四日市発→(近畿日本鉄道名古屋線)急行→16:25(遅16:26)伊勢若松着
16:28伊勢若松発→(近畿日本鉄道鈴鹿線)→16:39平田町着

 鈴鹿線の列車が街中へ突っ込むように終点・平田町駅に着く様子は、まるで路面電車みたいだった。

16:48平田町発→(近畿日本鉄道鈴鹿線)→16:58伊勢若松着
17:09(遅17:11)伊勢若松発→(近畿日本鉄道名古屋線)急行→17:24(遅17:26)津着

 津駅に降り立ったところ、ドトールを発見。ここでたっぷりと休憩。

 津駅では、「青春18きっぷでは、伊勢鉄道にはご乗車になれません」という放送がしきりに入る。津駅は近鉄とJRと伊勢鉄道の共用(中間改札なし)で、しかも伊勢鉄道の列車の多くは河原田駅からJR関西本線へ入る直通運転なので、伊勢鉄道を無賃乗車するけしからん18キッパーがよくいるのだろう。
 そうした連中と一緒にされてはたまらないから、伊勢鉄道の乗車券(河原田まで490円)を買い求めてから名古屋行き快速みえ22号に乗り込んだ(実は、乗務員発行の車内補充券がほしかったのだが)。
 なお、津駅からJRに乗車するわけではないので、下車印をもらうわけにもいかなかった。

18:29津発→(伊勢鉄道伊勢線、JR関西本線)快速みえ22号→19:27名古屋着

 名古屋駅で下車。
 名古屋駅の下車印は、昨日押してもらってある。同じ駅の下車印を何個も押しても意味ないと思って下車印は省略した。

20:21名古屋発→(名古屋市交通局東山線)→20:21伏見着
2010/08/29

 青春18きっぷ3日目。名鉄名古屋本線(須ケ口以北)、近江鉄道、信楽高原鐵道、JR草津線、JR関西本線(亀山以西)を乗りつぶして大阪へ向かい、JR大阪環状線とJR桜島線に乗る。

06:13伏見発→(名古屋市交通局東山線)→06:16名古屋着

 名鉄名古屋駅で乗車した列車は、昨朝乗車したのと同じ発車時刻のものだった。

06:36名鉄名古屋発→(名古屋鉄道名古屋本線)急行→07:07(遅07:08)名鉄岐阜着

 岐阜駅で青春18きっぷ3日目に改札し、ついでに下車印8個目。

07:25岐阜発→(JR東海道本線)→08:12(遅08:13)米原着

 米原駅で下車し、下車印9個目。
 近江鉄道全線と信楽高原鐵道全線が1日乗り放題になる「びわこ京阪奈線フリーきっぷ」(土日祝日限定。1,000円)を購入し、近江鉄道に乗車。

08:21米原発→(近江鉄道本線)→08:46高宮着

 高宮駅で本線から多賀線に乗り換え。

08:47高宮発→(近江鉄道多賀線)→08:52多賀大社前着

 多賀大社前駅の駅前には、多賀大社の巨大な鳥居があった。

08:57多賀大社前発→(近江鉄道多賀線)→09:02高宮着

 高宮駅で多賀線から本線に乗り換え。


左が本線下り列車で、右が多賀線下り列車。

 本線の列車が入線し、学生たちが多賀線の下り多賀大社前行きに乗り換えていった。

09:12高宮発→(近江鉄道本線・八日市線)→09:57近江八幡着

 近江鉄道本線は高宮駅からしばくの間、東海道新幹線の北側に沿って進んだ。

 近江八幡駅は、JR東海道本線との接続駅で、近くにはショッピングセンターなどもあって少し賑やか。

10:14近江八幡発→(近江鉄道八日市線)→10:31八日市着

 八日市駅前の喫茶店と食堂の合いの子みたいな店でモーニングで、朝食と昼食の合いの子みたいな食事をした。

11:02八日市発→(近江鉄道本線・本線)→11:41貴生川着

 貴生川駅で信楽高原鐵道に乗り換え。

11:54貴生川発→(信楽高原鐵道信楽線)→12:18信楽着

復路で列車の最後尾から撮影。

 信楽高原鐵道は、林の中をどんどん上って行き、ちょっと登山列車みたいな気分。隣駅までかなり時間がかかった。

 終点・信楽駅は、狸の焼物など信楽焼で有名。向かいのホームでは、大勢の狸たちがお出迎え。

 駅前では、巨大な狸が人間どもを見下ろしていた。

12:24信楽発→(信楽高原鐵道信楽線)→12:47(早12:45)貴生川着

 貴生川駅でJRに復帰するとき下車印10個目。

12:51(遅12:52)貴生川発→(JR草津線)→13:15草津着

 草津駅で折り返すとき下車印11個目。

13:27草津発→(JR草津線)→14:09柘植着
14:11柘植発→(JR関西本線)→14:35亀山着

 柘植から亀山までは、山間を走って景色がよかった。
 亀山駅で折り返すとき下車印12個目。

14:45亀山発→(JR関西本線)→16:04加茂着

 加茂駅で途中下車し、下車印13個目。
 暑いので、近くのコンビニでアイスを買って涼みの足しにした。

16:32加茂発→(JR関西本線)快速→17:26新今宮着

 新今宮駅で途中下車し、下車印14個目。
 ホテルに荷物を置いて一休みし、再度出かけた。

18:28新今宮発→(JR関西本線)大和路快速→18:31JR難波着

 JR難波駅で途中下車し、下車印15個目。
 バウチャー券を「スルッとKANSAI 3dayチケット」に交換するため、地下鉄難波駅を訪れた。
 しばらく進んでここいらが駅の中核だろうという場所に市営交通アクセスガイドだか市のサービスカウンターだかそんな一角があったので、そこで問い合わせたところ、交換場所は向かいの改札の中にあるから改札の駅員に聴くようにと親切に教えてくれた。
 その改札の駅員に聴くと、少し先に駅長室があってそこで取り扱っていると言って無札で改札を通してくれた。
 駅長室で差し出したバウチャー券は、係員が不思議そうに眺めながらもすぐさま「スルッとKANSAI 3dayチケット」に交換し、簡単に説明してくれた。
 改札に戻って駅員に礼を言い、改札を出た。

 JR難波駅に戻る直前、ドトールがあったので軽食を兼ねて休憩。行儀の悪い客が帰ったあとなのか、飲み散らかしたままのテーブルがあった。

19:31JR難波発→(JR関西本線)快速→19:34新今宮着
19:45新今宮発→(JR大阪環状線)紀州路快速→19:53西九条着
20:01西九条発→(JR桜島線)→20:09桜島着

 桜島線は、ユニバーサルシティの利用者らしき若者や家族連れが数多く乗降していき、終点・桜島駅ではほとんど無人になった。
 いったん改札を出て(下車印16個目)、観覧車あたりを眺めた。

20:20桜島発→(JR桜島線・大阪環状線)→20:35大阪着

 大阪駅で途中下車(下車印17個目)したのは、後日梅田で阪神から阪急へ乗り継ぐための下見。
 大阪駅から阪神梅田駅(地階)の改札までは、地下の案内表示で難なくたどりついた。
 阪神梅田駅から阪急梅田駅(地上3階)の改札までは、地下の案内表示でけっこうな距離を歩かされながらも難なくたどりついた。これで一安心。
 阪急梅田駅から大阪駅へ戻ることにした。阪急梅田駅を出たあたりの地上階の細い通路を西へ進むと東向きの矢印があり、東へ進むと西向きの矢印があり、けっきょく振り出しに戻った。そこで向かいのビルの通路を南へ進むと北向きの矢印があり、またもや振り出しに戻った。ここいらの大阪駅行き案内表示はバカヤロウだなと思ってしまう。
 通路の東はすぐ屋外のよう。そこで屋外に出て南向きにビルに沿って進んだところ、まもなく左手に阪神のビルが見え、さらにその先に大阪駅が見えてきた。

21:22大阪発→(JR大阪環状線・関西本線)→21:48新今宮着
2010/08/30

 スルッとKANSAI 3dayチケット1日目。南海電鉄の枝線を乗りつぶしながら和歌山へ向かうついでに、水間鉄道と和歌山電鉄に乗り、バスで和歌浦を訪れる。

06:17新今宮発→(南海電気鉄道南海本線)急行→06:29羽衣着
06:44羽衣発→(南海電気鉄道高師浜線)→06:47高師浜着
06:51高師浜発→(南海電気鉄道高師浜線)→06:54羽衣着
07:04羽衣発→(南海電気鉄道南海本線)→07:18貝塚着

 水間鉄道はチケットのエリア外なので、乗車券(片道280円)を買って乗車。

07:32貝塚発→(水間鉄道)→07:48水間観音着

 水間観音駅は、登録文化財。

07:55水間観音発→(水間鉄道)→08:12貝塚着
08:21貝塚発→(南海電気鉄道南海本線・空港線)急行→08:35(遅08:37)関西空港着

 りんくうタウン駅から関西空港駅までの線路は、両駅構内を除きJR関西空港線と南海電鉄空港線の共用となっている。


南海電鉄関西空港駅ホーム。左方にJR関西空港駅ホームあり。

 南海電鉄関西空港駅とJR関西空港駅は、当然のように隣接している。

08:43関西空港発→(南海電気鉄道空港線)急行→08:51泉佐野着
09:04泉佐野発→(南海電気鉄道南海本線)急行→09:19みさき公園着
09:23みさき公園発→(南海電気鉄道多奈川線)→09:28多奈川着

 みさき公園駅から多奈川駅までガタゴト電車で5分で着いた。間に駅が2つもあり、列車は動けばまもなく隣の駅に着いてしまう。

 駅前の観光案内地図では、隣の深日港(ふけこう)駅まで500m程度。
 歩いてみたら3分ほどで深日港駅に着いたので、実際は200mくらいしかないのだろう。

 まもなく次の列車がやってきた。

 列車が発車した後おもむろに深日港駅のホームに立つと、終点・多奈川駅に入線した列車が見えた。

09:55深日港発→(南海電気鉄道多奈川線)→09:59みさき公園着
10:06みさき公園発→(南海電気鉄道南海本線)→10:16紀ノ川着
10:25紀ノ川発→(南海電気鉄道加太線)→10:47加太着

 加太線の終点・加太駅は、風化しつつあった。横向きの出入口しかないので、正面からは撮影困難。

 加太は、けっこう古い港町らしい。

 ここでは見所があちこちにあるようだが、まだ観光地化していなかった。

11:24加太発→(南海電気鉄道加太線・南海本線)→11:48和歌山市着

 和歌山市駅は南海電鉄の大きな駅であり、JRはそこに寄生しているようなもの。そんなわけで、この駅の自動改札ではJR西日本のICOCAを使えない事態となっている。
 券売機も南海電鉄専用だが、JRの連絡乗車券を買うことは可能で、連絡駅は新今宮駅と和歌山市駅。ここで、和歌山市駅から和歌山駅までの連絡乗車券(180円)を買い求め、ほぼ1時間に1本しかない和歌山行きに乗車した。

12:07和歌山市発→(JR紀勢本線)→12:14和歌山着
12:50和歌山発→(和歌山電鐵貴志川線)→13:20貴志着

 ネコ1匹で人気を沸騰させた和歌山電鐵貴志川線に乗り換え。
 窓口で和歌山電鐵貴志川線1日乗車券(650円)を買い求めて乗り込んだ列車は、遊び心満載の「たま電車」で、マンガを置いた書棚もある。

 わざと湾曲させたロングシート、ネコのデザインの背もたれなどいかにも子供が喜びそう。

 とぼけたチャイムが入ってしまいに「にゃ〜」と鳴き、まもなく終点との放送。

 終点・貴志駅のホームに降り立つと、たま駅長室の前には人だかりができていた。

 駅には、改札も切符売場も見当たらない。どこからともなく現れた職員が乗降客の切符のもぎりをしていった。

 たま駅長は、ガラス張りの駅長室の中であっちへうろうろ、こっちへうろうろ。

 最近建て替えられた貴志駅は、たま駅長の顔を模したもの。駅舎の左半分は小山商店(たまの飼い主)で、右半分は軽食喫茶「たまカフェ」。

13:58貴志発→(和歌山電鐵貴志川線)→14:27和歌山着

 とても暑いので、ソフトクリームでしばし涼んだのち、復路・和歌山行きへ乗り込んだ。こちらは、何の変哲もない普通の車両だった。

14:40和歌山発→(JR紀勢本線)→14:46和歌山市着

 JRで和歌山市駅に戻り、駅のロッテリアがオールドリンク100円だというので、そこで100円でたっぷり涼んだ。

15:43(遅15:44)和歌山市発→(南海電気鉄道和歌山港線)サザン29号→15:48(遅15:49)和歌山港着

和歌山港駅と停車中の特急サザン

 南海電鉄の特急サザンは、難波方4両の自由席はチケットで乗車できる(和歌山港方4両の指定席に乗車すると別料金をとられる)。

 和歌山港駅とフェリーターミナルからフェリー乗り場までは、道路をオーバークロスする連絡通路で歩いていける。

16:23和歌山港発→(南海電気鉄道和歌山港線)サザン40号→16:28和歌山市着

 和歌山市駅に戻り、駅構内のうどん屋で少々腹ごしらえをし、またもやさっきのロッテリアで100円でゆっくり涼んだ。

 和歌山市の西にある景色のよさそうな和歌浦で夕陽でも撮ろうかと思い、和歌山バスで向かった。

17:25南海和歌山市駅発→(和歌山バス)→18:01(遅18:03)雑賀崎着

 めぼしをつけてあった雑賀崎は、崖をおりた標高の低い場所だったので、徒歩で後戻りした。まだ暑い。しかも上り坂なので、汗だらだら。

 観潮遊園まで戻ったらだいぶ標高が高くなったが、夕陽は見えなかった。

19:01(早18:59)観潮遊園発→(和歌山バス)→19:37JR和歌山駅着
2010/08/31

 スルッとKANSAI 3dayチケット2日目。高野山を訪れたのち、泉北高速鉄道、阪堺電気軌道(路面電車)、地下鉄堺筋線・御堂筋線と残りの南海電鉄を乗りつぶして大阪へ戻る。

 和歌山駅で橋本駅までの乗車券(820円)を買い求め、列車に乗り込んだ。

06:10和歌山発→(JR和歌山線)→07:21橋本着

 橋本駅は、JRと南海電鉄の共用で、中間改札はない。そのまま南海電鉄の極楽橋行きへ乗り込んだ。

07:45橋本発→(南海電気鉄道高野線)→08:44極楽橋着

復路で撮影。窓ガラスに座席シートが写り込み、少し見苦しい。

 列車は、険しい峡谷をどんどん上っていく。


復路で撮影。

 終点・極楽橋駅に着いた。

 ケーブルカーに乗り換え。

08:49極楽橋発→(南海電気鉄道鋼索線)→08:54高野山着

復路で撮影。

 終点・高野山駅では、バスが何台も待機していた。

08:59(遅09:00)高野山駅前発→(南海りんかんバス高野山内線)→09:20(早09:15)奥の院前着

復路のバスから撮影し、ブレ少々。

 バスは、しばらく林の中を走っていく。まず最初に見えてくるのが女人堂。

 世界遺産・高野山は、人口4,000人で、うち1,000人は僧侶だという。ひとつの町になっていて、けっこうな広さがあるようだ。


奥の院の入口

 バスは、終点・奥の院前に着いた。

 杉林の中にある参道を進むと、数多くの墓が並んでいる。

 徒歩約15分、まもなく奥の院というところに小川が流れていて、その川の中にも何やら祀ってある。

 小川の先は、撮影禁止だという。奥の院がかすかに覗け、読経が聞こえてきた。

 参道を一の橋口まで戻ったら、30分ほどかかった。ここは、とにかく広い。
 蕎麦屋があったので、ざるソバをズルズルとすすりながら一休み。

 さらに苅萱堂前まで戻ったらバス時刻がちょうどよいので、ここからバスで戻ることにした。

10:42(遅10:44)苅萱堂前発→(南海りんかんバス高野山内線)→11:00(早10:54)高野山駅前着
11:20高野山発→(南海電気鉄道鋼索線)→11:25極楽橋着
11:31極楽橋発→(南海電気鉄道高野線)→12:26橋本着
12:29橋本発→(南海電気鉄道高野線)急行→13:11(遅13:14)堺東着
13:18堺東発→(南海電気鉄道高野線、大阪府都市開発泉北高速鉄道線)準急→13:40和泉中央着

 後戻りしたくないので、和泉中央駅から南海電鉄・泉大津駅まで20分おきに出ているバスに乗車。

13:46和泉中央発→(南海バス44系統)→14:15(遅14:18)泉大津着

 泉大津駅の近くでは、立体交差のための地下道建設工事中で道路が狭くなっていて、少し渋滞した。

 南海電鉄のどこかで鉄道事故があったらしい。泉大津駅ではすでに出発したはずの列車が14分遅れてやってきたので、それに乗車。

14:13(遅14:27)泉大津発→(南海電気鉄道南海本線)→14:22(遅14:36)浜寺公園着

 浜寺公園駅は、登録文化財。

 阪堺電気軌道は堺市と大阪市を結ぶ路面電車で、チケットのエリア外。終点の一つ・浜寺駅前駅は、南海電鉄・浜寺公園駅から西へ150mほど進んだところにあった。駅に窓口はあるが、乗車券は発売していなかった。

14:51浜寺駅前発→(阪堺電気軌道阪堺線・上町線)→15:37(遅15:39)天王寺駅前着
15:43天王寺発→(大阪市交通局御堂筋線)→15:45動物園前着
15:49動物園前発→(大阪市交通局堺筋線)→15:50恵美須町着
15:58恵美須町発→(阪堺電気軌道阪堺線)→16:13住吉着
16:21住吉発→(阪堺電気軌道上町線)→16:22住吉公園着
16:29住吉大社発→(南海電気鉄道南海本線)→16:34天下茶屋着

 地下鉄堺筋線は、天下茶屋駅から阪急千里線・北千里駅まで直通運転。乗り込んだ列車は、阪急のチョコレート色の電車だった。

16:39天下茶屋発→(大阪市交通局堺筋線、阪急電鉄千里線)→17:21北千里着
17:27北千里発→(阪急電鉄千里線)→17:29山田着
17:34山田発→(大阪高速鉄道大阪モノレール線)→17:36千里中央着

 地下鉄御堂筋線は、乗り込んだ北大阪急行南北線・千里中央駅から終点・中百舌鳥駅まで直通運転。

17:42千里中央発→(北大阪急行電鉄南北線、大阪市交通局御堂筋線)→18:35中百舌鳥着

 途中で居眠りし、中百舌鳥駅で乗り換えるとき寝ぼけ眼で降り、南海電鉄高野線の上りでなく下りの列車に乗り換えてしまった(チョンボ2回目)。

18:42中百舌鳥発→(南海電気鉄道高野線)→18:44白鷺着

 すぐ間違いに気がつき、隣の白鷺駅で降りて後戻り。

18:48白鷺発→(南海電気鉄道高野線)→18:50中百舌鳥着

 中百舌鳥駅に戻って気を静めた。
 南海電鉄高野線・岸里玉出駅へ出るためには、各停に乗るか、堺東駅で各停に乗り換えるかしないといけない。
 岸里玉出駅から高野線終点・汐見橋駅までは、30分に1本しかないローカルな路線なので、今の場合は各停で行っても急いで行っても、岸里玉出駅で乗り継ぐ列車はけっきょく同じになりそうだ。

19:09中百舌鳥発→(南海電気鉄道高野線)→19:36岸里玉出着

 各停で岸里玉出駅までやってきた。それは、途中で急行などに何回も追い抜かれるやたら呑気な各停だった。
 岸里玉出駅の汐見橋行きホームは切り込み型の形状で、ここで行き止まり。やがてやってきた列車に乗り込んだ乗客は、少しだった。

19:55岸里玉出発→(南海電気鉄道高野線)→20:04汐見橋着
20:13桜川発→(大阪市交通局千日前線)→20:15なんば着
20:34難波発→(南海電気鉄道南海本線)→20:36新今宮着
2010/09/01

 スルッとKANSAI 3dayチケット3日目。大阪上本町駅から近鉄難波線・阪神なんば線で尼崎駅へ行き、阪神・阪急を経由して大阪空港駅からモノレールを乗りつぶし、京阪電鉄で交野線と男山ケーブルに乗ってから三条駅へ行き、京阪バスで比叡山に上って坂本ケーブルと京阪石山坂本線を乗りつぶして粟津に向かう。

06:01動物園前発→(大阪市交通局堺筋線)→06:04日本橋着
06:15日本橋発→(大阪市交通局千日前線)→06:16谷町九丁目着

 大阪上本町駅は、2009/7/28に地下鉄谷町九丁目駅から近鉄大阪上本町駅の奈良線ホームに迷い込んで大阪線ホームへ渡るのに苦労した苦い思い出がある。

 奈良線ホームから近鉄・阪神直通尼崎行きへ乗り込んだ。

06:26大阪上本町発→(近畿日本鉄道難波線、阪神電気鉄道阪神なんば線)快速急行→06:46尼崎着
06:53尼崎発→(阪神電気鉄道本線)特急→07:01梅田着

 阪神梅田駅から阪急梅田駅まで約10分で移動。先日下見したときとは少し違うルートをたどったようだった。

07:16梅田発→(阪急電鉄宝塚本線)急行→07:31蛍池着
07:39蛍池発→(大阪高速鉄道大阪モノレール線)→07:42大阪空港着

 道路上など高架を走行するモノレールは、眺めがよい。

 大阪空港に着き、展望台で一休みしながら撮影。飛行機嫌いなので、こういうことはめったにない。

08:16大阪空港発→(大阪高速鉄道大阪モノレール線)→08:35万博記念公園着
08:39万博記念公園発→(大阪高速鉄道国際文化公園都市線(彩都線))→08:51彩都西着

中央の上のほうのレールが左から右へ移動中。

 終点・彩都西駅に着いて客扱いを終えた列車は、さらに前へ進んで行って見えなくなった。ポイント交換して別のホームに入り直すのだろう。
 どうなるのか興味があったので見ていたら、レールの一部が動き始めた。なるほど、普通のレールの場合と考え方は同じか。

08:55彩都西発→(大阪高速鉄道国際文化公園都市線(彩都線))→09:07万博記念公園着
09:14万博記念公園発→(大阪高速鉄道大阪モノレール線)→09:35門真市着

 門真市駅でモノレールから京阪電鉄に乗り換え。

09:38門真市発→(京阪電気鉄道京阪本線)→09:56枚方市着
10:05枚方市発→(京阪電気鉄道交野線)→10:18私市着

 終点・私市(きさいち)駅に着き、駅向かいのちょっとした公園で一服。

10:35私市発→(京阪電気鉄道交野線)→10:49枚方市着
10:53枚方市発→(京阪電気鉄道京阪本線)準急→11:06八幡市着
11:15八幡市発→(京阪電気鉄道男山ケーブル)→11:18男山山頂着

自分の手などがバッチリ写り込んでしまった。

 男山ケーブルは、中間のトンネル内で列車交換。
 短いケーブルで、3分で終点に着いた。


電柱と電線が邪魔。できれば切り取り工事をしてほしい。

 頂上からの眺めは、なかなかよかった。

12:15男山山頂発→(京阪電気鉄道男山ケーブル)→12:18八幡市着
12:26八幡市発→(京阪電気鉄道京阪本線)→12:59三条着

 三条駅の狭苦しいドトールで一休みしたのち、京阪バスで比叡山へ向かった。

14:00三条京阪発→(京阪バス比叡山ドライブバス)→14:52(早14:50)夢見が丘着

 夢見が丘で下車。ここから琵琶湖と大津市を見下ろす眺めは、けっこうよかった。
 アイスで少々涼んだ。

15:52(早15:49)夢見が丘発→(京阪バス比叡山ドライブバス)→16:10比叡山頂着

 比叡山頂からの眺めは、さらに素晴らしかった。
 真後ろで反対方向も展望できるが、そこは木が生い茂って視界をさえぎり眺めはあまりよくなかった。

17:00比叡山頂発→(京阪バス比叡山ドライブバス)→17:07東塔着

 ケーブル延暦寺駅は、登録文化財。

 駅舎の内部も歴史を感じさせる。

17:30ケーブル延暦寺発→(比叡山鉄道比叡山鉄道線(坂本ケーブル))→17:41ケーブル坂本着

列車交換。手ブレ(縦)+被写体ブレ(横)。

 昭和2年開業の坂本ケーブルは、所要時間11分で、ケーブルカーでは全国最長(2km)だという。

 ケーブル坂本駅も登録文化財。
 乗り換えのバスがあるとは、ここで初めて知った。もはや歩きたくないので、チケットのエリア外のこのバスにさっさと乗車(京阪坂本駅まで200円)。

17:50ケーブル坂本駅発→(江若バス)→17:53京阪坂本駅着
17:58坂本発→(京阪電気鉄道石山坂本線)→18:31石山寺着

 石山坂本(いしやまさかもと)線の終点・石山寺駅に着いたころ日は暮れた。

18:42石山寺発→(京阪電気鉄道石山坂本線)→18:47粟津着
2010/09/02

 青春18きっぷ4日目。長野県木曽郡上松町・赤沢森林鉄道に乗ってから松本へ向かう。
 粟津駅は、無人駅。京阪石山駅まで160円区間の乗車券を買って乗車。

05:53粟津発→(京阪電気鉄道石山坂本線)→05:54(遅05:55)京阪石山着

 京阪石山駅も無人。
 JRの石山駅へ移動したところ、有人駅のようだがまだ職員の出勤前なのか無人。つまり、青春18きっぷの改札も下車印もかなわない。しかたないので、そのまま列車に乗車。

06:02石山発→(JR東海道本線)→06:54米原着
07:06(遅07:07)米原発→(JR東海道本線)快速→08:23名古屋着

 名古屋8:31発快速中津川行きに無事乗車し、一安心。
 この列車を逃すと、9:00発特急しなの5号に大金?を払って乗車するしかなくなる。それは不本意なのでなんとしても避けたかった。

08:31名古屋発→(JR中央本線)快速→09:45中津川着

 中津川駅で青春18きっぷに改札印と下車印18個目を押してもらい、いったん改札を出た。駅でアイスで一涼み。

10:10中津川発→(JR中央本線)→11:01(遅11:04)上松着

 上松駅で途中下車すると(下車印19個目)、駅前の大きな「上松町観光案内所」の看板の横に小さな「赤沢行きバスきっぷ販売所」の看板があった。そこに入るとすぐさま「赤沢まで行ってまたここへ戻って来られるのでしたら、往復2,000円です」と声をかけられた。片道1,200円なので、その往復乗車券を即買い求め、バスに乗車した。

11:10上松駅前発→(おんたけ交通バス赤沢線)→11:40(遅11:42)赤沢自然休養林着

バス停「赤沢自然休養林」

 バスは、林の中を進み、30分ほどで赤沢自然休養林に着いた。

 ここ赤沢は、国内で初めて森林浴を始めた記念の地だそうだ。

 木曽谷にあった森林鉄道は、昭和50年に廃止され、その後、保存施設建設の機運が高まり、昭和62年に観光鉄道として森林鉄道記念館から丸山渡まで1.1kmの森林鉄道運行が復活したのだという。

 さっそく、森林鉄道記念館の隣にある鉄道の乗り場へ行ってみると、あいにくメンテ中で営業していなかった(カラ振り1回目)。

 鉄道に沿ったコースを進むと、「木の皮をむかないように」との表示が木にくくりつけられてあった。そんなことをする暇人もいるのか。

 川底の石や岩が赤く見えることから、「赤沢」と呼ばれるようになったのだという。

 終点・丸山渡では、枝線に昔の車両が置かれていた。

 帰り道、なんかゴトゴトと音がすると思ったら、作業員たちを降ろしながら車両が丸山渡方向へ走っていった。


機関車の左に連結した数台の台車は、暗くてほとんど見えない。

 少し戻って待ち構えたところ、その車両は空車になって戻ってきた。

14:35赤沢自然休養林発→(おんたけ交通バス赤沢線)→15:05上松駅前着
15:29上松発→(JR中央本線・篠ノ井線)→16:43松本着

 松本駅で下車印20個目。

2010/09/03

 青春18きっぷ5日目。山梨県甲府市・昇仙峡、長いエスカレーターのある中央本線・四方津駅を訪問し、西武を少し乗りつぶしてから上野へ向かう。
 松本駅で青春18きっぷの5日目に改札印。

06:32松本発→(JR篠ノ井線)→08:10韮崎着

 2010/1/15に乗継で韮崎駅に降りて駅前のパニッシュ韮崎店で買ったコロッケパンがおいしかったので、再び寄ってみた(下車印21個目)。
 バーガーみたいな大きめの丸いパンに大きめのコロッケがはさまり、奥のほうにソースがかかっている。満足。

08:26韮崎発→(JR中央本線)→08:40甲府着

 甲府駅に降り(下車印22個目)、バスの発車時刻まで駅前をぶらぶら。

09:10(遅09:14)甲府駅BT発→(山梨交通バス)→09:58(遅10:00)昇仙峡滝上着

 昇仙峡滝上行きのバスは、山に登り始めると運転士さんが乗客の質問に応じて見所や歩くコースなどを案内し始めたので、大切に傍受。
 終点で降りるとき運転士さんに、さっき景色が良いと言っていた場所を過ぎて次のバス停まで徒歩何分かかるか聴いたら、下りだから30分くらいで着くでしょう、と言う。

10:20仙餓滝発→(昇仙峡ロープウェイ)→10:25パノラマ台着

 昇仙峡ロープウェイの終点・パノラマ台から見えた富士山は、晴天続きのためか霞んでいた。

 パノラマ台から徒歩5分ほどで展望台の岩場に出た。眺めは、素晴らしかった。

10:40パノラマ台発→(昇仙峡ロープウェイ)→10:45仙餓滝着

 ロープウェイから降りて徒歩で下り始めた。

 15分ほど歩いたら、さっき景色がよいと運転士さんが言っていた場所に出た。

 さらに10分ほど歩いたら、次のバス停「グリーンライン昇仙峡」のある広い駐車場に出た。
 若い女性ライダー3人組がドドドドと低いマフラー音を響かせながら駐車場を出ていくのを尻目に、日陰で休みながらバスを待った。

11:49グリーンライン昇仙峡発→(山梨交通バス)→12:31(遅12:32)甲府駅BT着
12:40甲府発→(JR中央本線)→13:44四方津着

 四方津駅で下車印23個目。ここでは駅前と崖上の街を、とても長いエスカレーターと斜行エレベーターが結んでいる。

 行ってみると、エスカレーターはメンテ中で動いていなかった。

 エレベーターは上がって行ったままなのか、それらしきものは何も見当たらなかった。さっさと撤退(カラ振り2回目)。

14:06四方津発→(JR中央本線)→14:35高尾着
14:38(遅14:39)高尾発→(JR中央本線)快速→15:03(遅15:04)国分寺着

 国分寺駅で下車し(下車印24個目)、西武に乗り換え。
 西武はここから国分寺線と多摩湖線があり、乗車するのは多摩湖線。本川越まで行く。
 もう少しで間違えて国分寺線に乗ってしまうところだった(チョンボ回避)。

15:10国分寺発→(西武鉄道多摩湖線)→15:17萩山着
15:29萩山発→(西武鉄道多摩湖線)→15:36西武遊園地着
15:42西武遊園地発→(西武鉄道山口線)→15:50西武球場前着

 西武遊園地駅から西武球場前駅までの山口線の列車(4両編成)は、車両がずいぶん短い。ドアは車両中央1か所だけで、座席は小さめのボックス席が2列×4行しかない。これは案内軌条式鉄道で、架線は車両の足元付近にあり、コンクリート面を走り、最高速度は50km/hだそうだ。

15:57西武球場前発→(西武鉄道狭山線・池袋線)準急→16:09所沢着
16:20(遅16:21)所沢発→(西武鉄道新宿線)→16:40(遅16:42)本川越着

 本川越駅から川越駅までのんびり歩いて20分ちかくかかった。
 15年ほど前にたまたまここを訪れたときは、雑然としながらもずいぶん賑やかな街だと思った。
 今は、とてもきれいに街が整備されたように感じる。駅前や人込みの中で学祭のビラ配りをする高校生もいた。
 川越駅で乗車(下車印25個目)。

17:06川越発→(JR川越線・八高線)→17:42(早17:40)東飯能着

 東飯能駅で下車し(下車印26個目)、西武に乗り換え。

17:48東飯能発→(西武鉄道池袋線)→17:50飯能着
17:58飯能発→(西武鉄道池袋線)快速→18:48練馬着
18:52(遅18:56)練馬発→(西武鉄道西武有楽町線)→18:57(遅19:01)小竹向原着
19:04(遅19:06)小竹向原発→(西武鉄道池袋線)→19:09(遅19:10)練馬着
19:10(遅19:12)練馬発→(西武鉄道豊島線)→19:12(遅19:14)豊島園着
19:19豊島園発→(西武鉄道豊島線・池袋線)→19:35(遅19:37)池袋着

 池袋駅でJRに復帰(下車印27個目)。

19:44(遅19:45)池袋発→(JR山手線・東北本線)山手線→19:59(遅20:00)上野着

 上野駅改札で最後・28個目の下車印を求めた。

駅員(下車印だらけのきっぷを見て)「お〜、緊張するなぁ。どこに押しますか」
TurtleNeck「池袋の上に」
駅員「はい、これでいいですか」
TurtleNeck「どうもありがとう」

 頬がゆるんだまま改札を出た。

 回収した乗車券をあとで調べたところ、なんと1枚多い。東飯能駅から練馬乗り換え小竹向原までの乗車券(450円)で乗車しているのに、練馬から小竹向原までの乗車券(140円)も手元にある。知らないうちに練馬駅でいったん下車し、あらためて小竹向原行き(140円)を買ってしまったのだろう。乗り換えにチョンボはなかったが、経費は140円のチョンボだった。居眠りしながら乗り継いでいるのだから、どうしようもない。

 けっきょく、豊橋鉄道路面電車以外は予定路線をすべて乗りつぶした。

2010/09/04
10:00上野発→(弘南バス青森・弘前上野線)→19:30(早19:19)弘前着

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