乗りつぶし 第2話 2006/1/1 上越
(2006/01/21記)

 正月パスは、2年前に初めて使った(当時は\10,000。昨年から\12,000)。
 今年は、この正月パスで上越新幹線と上越線枝線ガーラ湯沢を乗りつぶしてみよう。

訪問年月日記        事
2006/01/01

 6:01弘前発特急つがる6号に乗車し、7:46八戸到着。8:00八戸発はやて6号に乗り換え。
 東北新幹線乗車中の位置情報は、何回も受信したので、もはや飽きている。
 10:42大宮到着。10:58大宮発とき361号に乗り換え。
 上越新幹線、乗車するのも位置情報を受信するのも初めてだ。

 11:50越後湯沢駅に降りたところ、いくらか積雪があった。

 てくてくとガーラ湯沢へ向かって歩いたら、雪でほとんど埋没寸前の民家がある。驚いた。こりゃ、積雪2メートルは超えているようだ。
 越後湯沢駅でたいしたことないと思ったのは、除排雪がゆき届いているからだったのか。

 位置情報は、いくつか受信できたが、なんだかおかしい。
 経緯度の入れ間違えがあるような気がするのだが、詳しく調べるひまがない。
 結局、アンテナは1本も発見できなかった。

 ガーラ湯沢は、スキー客のために造られていることはわかる。立派なビルで、2階フロアは暖房完備で、ホテルの中にいるような錯覚におちいる。

 でも立派すぎて、どこがJRの駅だかわからない(汗)。

 2階のフロアを適当に歩き回ったら、駅は一番奥にひっそりと設置されていた。

 越後湯沢とガーラ湯沢の間は、上越新幹線「たにがわ」の車両だけが乗り入れるが、線路の名前は「上越線」だ。それだと、在来線じゃないか。
 奇妙なことは、鉄道の世界にもあるんだね。

 13:04ガーラ湯沢発たにがわ412号に乗車し、13:07越後湯沢到着。
 13:12越後湯沢発とき389号に乗り換え、14:09新潟到着。
 途中下車して新潟駅の西側にある新潟ヨドバシへ行き、カメラ用のフィルム27枚撮り10本パックを買い込んだ。

 ここで折り返しだ。14:44新潟発とき330号、2階の進行方向に向かって左窓側に座った。
 とき330号、待てど暮らせど発車しない。
 このときは、大宮まで座席から移動困難な事態になるとは、夢にも思わなかった。

 上越新幹線、越後湯沢と長岡の間で架線断線による停電事故が発生したと。
 あらら、またトラブルに巻き込まれそうだ。

 いつの間にかホームには、報道関係者らしき2つの人影。
 1人はカメラを肩に載せ、1人は三脚を持っているようだ。

 この2人、TurtleNeckの1列手前、親子連れにカメラを向けながら、取材し始めた。
 男「何分くらい待ってるの?」
 こども「さんじゅっぷん」

 とき330号は、始発の新潟駅を1時間39分遅れの16:23に発車。
 長岡に着いたら、また待たされた。
 正月パスは当日限り有効だから、今日中に弘前に帰りたい。
 そのためには、長岡を17:15までに発車すれば、大宮での乗り換えに間に合うはずだ。

 ところが長岡を発車したのは、17:37だった。
 これでもはや、JRだけで今日中に帰宅するのは、絶望的。
 ただ、盛岡から弘前行きの最終高速バスに乗る手立ては残されている。

 越後湯沢では、ホームに山盛りになった乗客のごく一部しか乗車できず、積み残し多数。
 無理もない。車内はすでに、満員電車と大差ないほど混み合っているのだから。

 19:09大宮到着。はやては全席指定なので、改札を出てみどりの窓口へ駆け込んだ。
 TurtleNeck「はやて31号に乗車変更できますか」
 駅員「満席です。とにかくはやてに乗って、乗務員に話してください」
 発車時刻の19:22まではまだ時間があるのだが、とにかくホームに上がってみた。

 ホーム屋根下の表示板、なんだかおかしいぞ。
 すると目の前にするすると、はやてが入線。
 なんでこんな時間に入線するのだ(謎)。

 わかった!
 18:54大宮発はやて89号は、20分も遅れていたのか。こりゃ、運がよい。これで今日中に帰れる(笑)。
 19:14大宮を発車したはやて89号は、臨時列車のこともあって、がら空き。

 TurtleNeck「上越新幹線が遅れたため、大宮から予定のはやてに乗れず、その指定券を持ったままこの列車に乗車してしまったのですが」
 乗務員「すいているから、そのまま乗ってて大丈夫でしょう」

 はやて89号は、その後遅れを回復し、八戸には5分遅れの21:40に到着。
 21:42八戸発特急つがる89号は、乗り換えを待って4分遅れの21:46に発車し、青森には22:50到着。
 23:17青森発最終列車に乗り換え、弘前には23:57定刻に到着。今日中に帰れた(笑)。

 綱渡りかつ運のよい正月パスの旅だった。


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